相続登記は「義務」とまでした方がいいと思っています。

みなさんこんばんは!

朝一で、金沢市は木倉町へ。
いつもお世話になっている司法書士さん経由で、不動産を相続した方から、その不動産を処分したいというご要望です。
ただ、問題は「その不動産が具体的にどんな状態でどうなっているかわからない」ということ。
テナントなんですが、土地建物がかなりの人数の方々との共有状態になっています。
ご依頼者さんはそのテナントには縁もゆかりもなく、ただただ相続したという状態。

とりあえず、鍵等を持ってきていただいて、一緒に不動産の状態を確認しましょうということで、現地での待ち合わせ。
鍵を開けて、二人とも初めてその不動産の状態を確認。
とにかく、「難しい」ということを二人で共有。
あとは、詳細なことを調査して、やるだけのことをやってみます!とお約束。
ただ、「価格は期待できない」ということと、「年単位以上の時間がかかる可能性がある」ことをご理解いただきました。
さ、どうなりますことやら。
でも、少しでも力になって差し上げたいなぁ。
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今日の北日本新聞より。
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相続登記。
放置してしまっている方、本当に多いです。
不動産屋としても、行政書士としても、たくさんの場面で相続登記未了の事案に出会いますね。
この新聞記事は農地での相続登記未了の話題。
耕作放棄の農地が増えている昨今。
きちんと農地集積をして利用していくことが本当に重要だと思います。
また、ひと昔前に話題になったのは、「相続登記未了の土地が復興の障害になっている」ということ。
地震等で被害を受けた地域で、道路などを新たに作り直そうとしても、相続登記がされていない土地がその道路計画の場所にあると。。。
復興の手続きであっても、土地区画整理事業や住宅地区改良事業とは違い、強制的に収容等をすることはできないのです。
ということは、道路ができない。つまり、復興が遠のく。
相続登記に関わらずですが、「所有している」ということは、その所有物に関して利用・処分の権限を持ちますが、その反面、「しっかりと管理」する義務も負うと思うのです。
「管理」というのは草むしりをするとか、そういうことだけではなくて、権利義務関係もクリーンにしておかなければならないという意味も含まれると、僕は思います。
どうですか?
みなさんの周りに、「相続登記」を「費用がかかるから」とか、「面倒だから」という理由で先送りしている方、いらっしゃいませんか?
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