<「競売開始決定」で変わってくること④>

みなさんこんばんは!

 
今日は<「競売開始決定」で変わってくること④>です。
昨日までのお話で、
●競売は公共の手続きであり、
 ・入札開始価格は裁判所が決める
 ・入札期間は裁判所が決める

ということをお話ししました。
さて、泣いても笑っても、借りたお金(住宅ローン等)を返済しないで、放っておくと競売になります。
「なります」とは言いますが、「債権者が競売を申し立てます」というのが正しい表現。
国や裁判所が勝手に始めるわけじゃないんです。
債権者が、「お金を返してくれないので、担保を競売で処分してください」と裁判所に申し立てます。
これが「競売申立」です。
これにかかる費用はというと。
(競売をするにも、手続費用がかかるんですよ!!)
競売申立費用 
(裁判所HPより抜粋)
こんな感じです。
まぁ、「結構かかるな、こりゃ!」と思ってもらえれば。
この競売手続費用、一旦は債権者さんが支払います。
順調に競売で不動産が競落されれば、この費用はその競売代金から最優先で債権者に返されます。
と、いうことは、この負担は債務者さん持ち。
だって、
1,000万円で競落されたとしても、70万円の予納金がかかっていたとしたら、実際に返済に回されるのは930万円。
これって、債務者さんの1,000万円から支払われているっていうことですから、債務者さんが払っているっていうことですよね。
 
この費用、競売開始決定が出されてしまったあと、任意売却で処分できたとしたら、使われてしまった文以外の残額が返還されます。
とはいえ、全額は戻ってきません。
つまり。
「競売開始決定通知」が届いたということは。
その数十万円が使われてしまったということ。
任意売却で少しでも有利に進めようと思うのであれば、そんな無駄なお金が使われる前にしましょうよ。
 
<<続く>>
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
Stepup通信第6号です^^
よかったらご覧ください
Stepup通信 第6号
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
Lien 8月
9月号のLienに掲載中です^^

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
〜不動産売買から農地転用・許認可まで〜
株式会社不動産のStepup
行政書士・相続診断士事務所Stepup
TEL:076-482-5489
E-mail:stepup@fudousan.ne.jp
HP:https://fudousan.ne.jpstepup/

Scroll Up