「私、実家・本家を卒業します」

みなさんこんばんは!

IMG_9514.jpg 
今日のお昼ご飯のお供。
これとパンをぱくつきながらの移動。
健康的なのかそうでないのか微妙な感じでした(苦笑)
「食事はちゃんと座って落ち着いて食べないと!」
って、誰かさんに言ってもらったのはすごく覚えているのですが。
なかなか時間が足りなくて。
何も食べないよりは^^;

*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
今、相続の手続きをお手伝いさせていただいているお客様。
今日は、共同相続人であるお姉さんとの話し合いの結果を伺うために、打ち合わせの時間を取っていただきました。
先日打ち合わせをさせていただいた時には、お客様のご希望を伺っていたのですが。
結果は、お姉さんの希望が100%。
あまりに堂々と希望を先に言われたために、自分の主張ができなかったのだとか。
民法上の配分で行くと、400万円ほどの分配になる予定だったのですが。
協議の結果、700万円の配分をすることとなったそうです。
金額の多寡ではないそうです。
「自分の思いを何一つ聞いてもらえなかった。」
事情があって、妹である自分が実家を継いで、その旦那さんは当時お住いだった家を売却してまで今の実家に入ってもらった。
そして、両親と同居して、面倒を見、介護もしてきた。
「実家・本家」を名実ともに守ってきた。
だけど、そういう事情は全く無視で、半分。
姉曰く、「対等に」。
言葉が出なかったそうです。
残念。
悔しい。
夫に申し訳ない。
そういう思いを吐露されました。
でも、そうなっても、姉と喧嘩をするわけにいかない。
払えるならば払ってあげればいい。
そのぶん、今まで守ってきた実家はしっかりと残るのだから。
そう思うようになった。
いや。
そう思うしかなかった。
とのことです。
お姉さん。
お金はえたかもしれませんが、大事な大事なものを失いましたね。
先ほど書いた、「事情があって」の部分。
もちろんここには書きませんが、この部分できっと、姉にも思うところがあったのだろう。
「半分ね」と言った姉はすごくスッキリしていた感じがしました、とお客様は仰っていました。
そして、印象的な一言。
「吉村さん、私、実家・本家を卒業しようと思います」
「姉が言った、対等っていう言葉。対等なら、それでいいですよね。」
「正月やお盆。お餅をついたから。何かをもらったから。もう、気を使うのをやめようと思います」
「だって、対等ですもんね」
そう。
そういうこと。
この案件、お姉さんとの協議は「お金で解決した」のではなくて。
「お金で色々失った」ということなのでしょう。
「吉村さん、以前言われていた、お金持ちでない人ほどトラブルになるって仰っていたの、こういうことなんですね。本当に実感したし、身をもって体験しました。」
お金で『得るもの』とお金で『失うもの』。
しっかりと見極めていきたいものです。
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

Stepup通信第7号です^^

よかったらご覧ください

Stepup通信 第7号

*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

9月号のLienに掲載中です^^

Lien 8月

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〜不動産売買から農地転用・許認可まで〜
株式会社不動産のStepup
行政書士・相続診断士事務所Stepup
TEL:076-482-5489
E-mail:stepup@fudousan.ne.jp
HP:https://fudousan.ne.jpstepup/

Scroll Up