任意売却をしてて思うこと 【長文注意】

みなさんこんばんは!

今日は確定申告作業もあったので、業務はお休みを。
と、いうわけで、今日はいつも任意売却業務を行っている際に思うことを。
<なんでそんなに無理に「返済」にこだわるのか>

僕に「任意売却」の依頼でお会いする方々。
原因は千差万別ですが、住宅ローンにお困りの方々です。
「家」は生活の根拠。
言わずとも当たり前の事。
だから、守っていくことは当たり前。
それは、全くもってその通り。
僕だってそうです。
そして、「借りたものを返すのは当たり前」。
でも、ちょっと待ってみましょうか。
そのお金、どこから借りました?
だいたいの方は、銀行さんを代表する、「金融機関」さんからですよね。
「金融機関」さんは、あなた方に「お金を貸すこと」で儲けを出している「プロ」です。
もちろん、今は低金利だったりして儲けは少ないのかもしれないし、商品によっては赤字であるかもしれませんが。
お金を渡して、そこからのリターンで儲けを出すことって、みなさん、なんて言いますか?
「投資」
ではないですか?
つまり、借りる側から見れば、「借りている」。
でも、貸す側から見れば「投資している」。
になりませんか?
そして。
みなさんが「投資」をする際に、言われることを思い出してみてください。
「投資は元本割れのリスクがあります」
というようなことを言われませんか?
そして、「投資」は自己責任だと。
つまり、住宅ローンをあなたに貸すこと自体、金融機関さんの投資なんです。
だから、金融機関さんはそのリスクもしっかりと理解しています。
なので、住宅ローンを借りた時に「連帯保証人」を立てさせられたり、「保証会社」を利用することが条件になっていませんか?
これってどういうことかというと。
「もし、私がローンを払えなくなったら連帯保証人に請求してください」
「もし、私がローンを払えなくなったら保証会社に立て替えてもらってください」
ということ。
住宅ローンで買った不動産(土地建物)を抵当(担保)にとった上で、さらに、です。
つまり。
大雑把にいうと、あなたがローンを滞納したところで、銀行さんは損なんかしません。
保証会社さんは、きちんと「あなたがローンを払えなくなる可能性(リスク)」を理解した上で投資しています。
そして、その保証会社さんへの手数料もしっかり「あなたが」払っているでしょ。
「自分がローンを滞納する可能性」のために、「自分の費用で」銀行の保全をしてあげているわけです。
もちろん、そうしないと銀行さんがお金を貸してくれませんでしたからね。
そしてもう一つ。
「●●さんは、借りたお金を返せなくて逮捕され、懲役●●年になりました」
というニュースをみたことがありますか?
少なくとも、僕はみたことがありません。
ある方は、教えてください。
「お金を返せない」ことは罪になりません。
「返せないことがわかっていて(返すつもりがなくて)、お金を借りること」は詐欺罪に当たります。
いいですか。
「お金を返せない」ことは「罪ではない」のです。
この長文・駄文をここまで読んでくださった方。
僕は、「借金を返すな」と言っているのではないのです。
わかって下さいますよね。
予定通り返せるのであれば、しっかり返済する。
それは、「家を守る」こと。
もちろん、「借りたものを返す」なんて「人として当たり前のこと」。
ここを履き違えないで下さいね。
「借金を返すなんてバカなことをするな」といいたいのではないのです。
返せるなら返すなんて人として当たり前。
ただ、無い袖を振るために人生を無駄にして欲しく無いだけ。
人生いろいろ、返済がきついのであれば。
人生の計画をキチンと練り直して下さい。
それは早いうちに。
それは、「家族を守る」こと。
「返済」をするのが最優先ですか?
子供にご飯を食べさせるのが最優先ですか?
返済ができなくなると、当然、家は競売などに処されます。
そうなると、当然、あなた方は住む場所を無くします。
そうならないうちに、次の生活を営む「本拠」を確保しておかなければいけないのではないですか?
それと、「返済」と、どちらを優先させますか?
どちらを優先させるかも、あなたの考え次第。
そして、その「優先のさせかた」もあなた次第。
あなたを信用したかどうかは別として、「お金を貸してくれた」のは金融機関さんです。
感謝はあってしかるべきですよ。
その辺りをきちんと「筋を通す」ことも、次の人生へのスタートラインの立ち方の違いにもなります。
任意売却を専門にやってきたら、その辺りに「人それぞれ」をみてきました。
そして、その後の人生も人それぞれだということも。
若干、趣旨はずれますが、こういうことを考えていく際に思い出すこと。
旧三井住友銀行さんとわかしお銀行の逆さ合併のこと。
良いも悪いも。
僕は三井住友銀行さんを見ると、「あ、わかしお銀行」と思ってしまいます。
なんてね。

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