【 残念な事例 】
【 残念な事例 】 みなさんこんばんは! 今日は、当番で富山県全日本不動産協会の無料相談会の担当者として、相談対応です。
今日は予約が3件ほど入っていた状況。
残念ながら、そのうち一件はとある案件での担当不動産業者へのクレーム。 「その不動産業者は、●●という説明をしていたが、それは正しいのか?」 「今は、その不動産業者に対して不信感と不満、怒りでいっぱいである」 というそんなお話。 お話を冷静に伺います。 売買契約書や重要事項説明書、各添付書類、そして、お客様が独自につけておられたメモなどの参考資料を拝見しながら。 大変残念ですが、僕の私見としては、不動産業者さんの対応が不味かった。 境界のトラブルだったのです。 買主側は、残代金を支払う前に、きちんと境界の測量をしておいて欲しい。 仲介業者は、「境界の測量をやるとは言っていない」と。 でも、売買契約書をみると、 「残代金の支払いまでに、境界鋲を指示して境界の明示を行う。境界鋲がない場合は、売主の負担と責任で境界鋲を敷設した上で境界の明示を行う」 という条項がバッチリ入っています。 そして、お客様に伺うと、境界鋲は「一部のみ」しか現存していないとのこと。 さらに、物件状況報告書を確認すると、確かに、「境界鋲は一部のみ存在」という報告。 また、現存する境界鋲に関しても、その鋲が信頼に足ものであるかどうかの調査資料や隣接者の承諾書のような類の資料の添付もありません。 ということは、契約上、境界鋲を売主さんが設置した上で明示をしなければ契約違反ですよね。 そしてそのためには、やはり測量は必要でしょう。 それを「測量をやるとは言っていない」というためには。 特約で「測量及び境界の明示」をしないと取り決めをしてある ことが必要でしょう。 そして、売主や仲介業者がそれを主張するためには、契約書や重要事項説明書への記載があることが必要でしょうし、仲介業者としては重要事項説明を行った旨の立証が必要でしょうね。 しかし、現状、買主に交付された書類関係ではそれは不可能。 非常に残念な事例です。 事態がここまで来る前に、しっかりと非を認め、謝るべきところは謝って、信頼回復に向けて真摯に取り組むべきでした。 不動産業者って、ともすると 「不動産屋って、書類作ってハンコもらうだけで、たくさんの手数料もらえていいよね」 なんて言われてしまいかねない業種。 本当は、ハンコ一つに重い重い責任がのしかかり、その責任に押しつぶされないためにも、調査に調査を重ね、検証して、書類作成を行い、様々な段取りを組むのです。 信頼を得るのは時間がかかり、それを崩すのは一瞬。 対岸の火事と思わずに、褌を締め直して行かないといけないと思う一例でした。 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
少しまた間が空いてしまいましたが、今日は少し走れました。 明日もいい天気になるぞ! お月様と冷たい空気がなんだかそう思わせましたよ。 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

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先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
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